庭師語る

錦鯉が泳ぐ池を中心に、二、三本を効果的に植え込んで造られた池泉廻遊式書院造。約700坪と規模も芸術性も九州屈指の庭園です。その魅力について、実際にお手入れされているプロに伺いました。

問1:都心にあってとても豊かな緑に覆われた立派な庭園なんですが、維持するうえでどのような手入れを行っているのでしょうか?
庭師さん:毎年春と秋に松を中心に剪定すること。木の種類によって、消毒や肥料を丁寧にあげないといけません。つつじ等は、春花が咲く前に消毒などもかかせません。

問2:一番苦労した点は?
庭師さん:松の木は一本一本足場を組み、手摘みの作業をしますので、時間と根気が必要になります。池の周囲を囲むように松が植え込まれていますので、全部の松を剪定が終わるのに、1ヶ月以上かかります。

問3:訪れたお客様に、この庭園のどのポイントを一番見てもらいたいですか?
庭師さん:100年以上の歴史を持つ庭園全てに見ごたえがございますが、特に見ていただきたいのが松でしょうね。それから庭園と見事に調和した数奇屋つくりの松月亭も趣があり、タイムスリップしたどこか懐かしい日本の佇まいがございます。
池泉廻遊式書院造という技法を使った庭園だけに、池はかかせませんが、この池をよくよく見るとハート型になっています。幸運を引き寄せるパワーがあるようです。今年もこの庭園をステージに多くの婚礼が行われ、ここで挙式を行うと幸せになると評判です。